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2018.08.08

リビングに図鑑や本があると、子どもの好奇心がグンと伸びるかも。

住宅コラム

図鑑が育てる脳の「こんな力」「あんな機能」

本を読むときは、脳の中でも「言語野」と呼ばれる「側頭葉」や「前頭葉」などの部分が活性化します。図鑑は必ず写真やイラストなどの画像をともないますから、図形認識や空間認知を担う領域など、言語以外の複数の脳の領域も同時に活性化できるのです。

本を読むと活性化される「言語野」と呼ばれる「側頭葉」や「前頭葉」。さらにリアルな体験が加わると...たとえば猫をなでたり触ったりすることで触覚を司る「頭頂葉」、鳴き声の違いを聞き分ける聴覚を司る「側頭葉」、動物の匂いを感じれば嗅覚を司る「大脳辺縁系の嗅覚野」が刺激を受けます。動物とのふれあいの中で生じる幸福感や満足感によって、脳のより広い領域が刺激されます。このようにリアルな体験は視覚のみならず、聴覚、触覚、嗅覚と子供の脳全体を刺激するために欠かせないものです。

子どもの脳の発達に「図鑑」はとてもよいとされています。本を読むときは、脳の中でも「言語野」と呼ばれる「側頭葉」や「前頭葉」の部分が活性化します。それに加え図鑑は必ず画像(写真やイラスト)を伴いますから、図形認識や空間認識を担う領域など、言語野以外の複数の脳の領域も同時に活性化できます。脳の刺激という面だけ考えても「図鑑は子供の脳にいい」ということがわかります。

そのため、強い「好奇心」を、少しでも早く子供に身につけさせてあげる事が脳の機能の成長を促します。図鑑を与える時期でいうと、「好き・嫌い」の判断を自分でするようになる前の、3~4歳迄が最適な時期です。「好き・嫌い」の判断が出てくると、せっかくの「好奇心」も範囲が好みで狭まってしまいます。そんな時は、嫌いといっている本も、親が楽しそうに読んでみせると、自然と子供も興味を持つようになります。そのため、家族全員の本を一か所にまとめて、いつも手が届くようにリビングを工夫するといいですね。

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