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2018.11.01

子ども部屋はいらない?リビングで勉強して過ごせる家が理想です。

住宅コラム

子どものための間取りを考えると、どうしても子ども部屋をつくりたくなってしまいがちです。しかし、実際に子ども部屋をつくっても、そこで勉強させたり生活の基盤をつくってしまうことはリスクもたくさんあります。ここでは、子ども部屋をどのように利用するのが最も適しているかをまとめておきたいと思います。

子ども部屋はつくっちゃダメです。

子供部屋は、高度成長時代の賜物です。勉強部屋っていうのは個室です。そうすると、さっき言ったみたいに勉強するのが記憶と計算で、これは集中しないと出来なかったから自然発生的に必要でした。ところが、一人で机に向かっていてどれだけ力が付くかといったら、一人では付かないんです。情報のシャワーの中で育てていかないと、考える力っていうのは付きません。なので、これからは勉強部屋というものはたぶんこの世から消えていきます。

勉強はどこでするのかというと、リビング以外どこもないです。生まれた時から情報のシャワーの中で育てることが考える力を付けることになります。なので、勉強部屋なんて絶対持たせないでください。

子どものための寝室はOK。

その代わり寝室、これだけは生まれたときから自分の寝る部屋を持たせてあげるのが正解です。日本の場合は、病院で産まれて家に帰って来た時から、親と三本川、四本川で寝るケースが多いです。これって実は脳科学ではあんまりいいことではないです。どうしてかというと、赤ちゃんは脳神経細胞100%だから、そうとう頭がいいんです。で、大人はもう30%まで減って長年経ってます。今の大人の脳っていうのは、狩猟時代の脳なんです。狩猟時代の脳がいまだに私達の脳として機能しています。そうすると、狩猟時代に、ドアがあって鍵があって屋根があって、家っていう空間はありませんでした。たぶん青空の下で、岩陰かなんかに隠れて、いつ何が襲ってきてもすぐ身を交わせるように、体は寝てるんだけど脳は常に危機管理してるんです。それが赤ちゃんだと思って下さい。100%ですからものすごい敏感。

我々は慣れていて、しかも30%に減ってしまっているので意外と寝てられるんです。ところが赤ちゃんは敏感。親が寝返りを打っても、すごい勢いで吸収しちゃうんです。なに今の音。お父さんのいびきも、お母さんが布団を引っ張り上げるのも。なんなのこの音と思って泣いてしまう。だから、赤ちゃんを寝かせてないのと一緒。お父さんお母さんも寝れない。欧米では昔から、生まれてすぐ家に帰って来たら自分の寝室にお迎えします。

今一番いいのは頭の中の臓器を1個1個極限まで大きく育ててあげる事。要するに、脳の中の臓器をしっかり育ててあげると、読まなくても読めます。覚えなくても頭に入ります。大人になれば覚えたくても覚えられない、頭に入ってこない。それは脳が縮んでる証拠なんです。だから勉強なんていうのは、塾に行かせることが勉強ではないです。

習い事より、10時間睡眠。


こういう仕事をしていると、日本中のパパやママからうちの子成績下がってきたんだけど、どうしたら上げられるかと相談されます。そしたら習い事全部やめさせて、10時間眠らせなさいって言います。そうすると1週間くらいで変化が起きます。親に勇気があるかどうかなんですが、全部やめさせて、眠らせるべき。そしたら頭の中の臓器が勝手に大きくなっていくので、読まなくても頭に入ってきてどんどん賢い子になります。眠らせることが重要。大人もそうですが、ぐっすりと眠れることが脳の中を大きくしますので、生き生きとすることができますし、病気にならないです。お子さんは成長盛りですから体が大きくなると同時に頭の中もどんどん大きくなっていきますので、ほっといてもいい育ち方をします。ですから教育よりもむしろ眠らせることの方が、頭のいい子に育つコツです。

子どもがよく眠る3つの条件。

①湿度
湿度が大体40~60%で一定であること。これものすごく重要なんですが、湿度というのは高性能住宅でないとここまで安定しません。今、お住まいになってる環境によっては38℃とか40℃くらいまで建物の熱が上がる。だけど湿度が40~60%にキープ出来ていれば人間はぐっすり眠れるんです。逆にちょっと寒い18℃くらいだったとしても、湿度が40~60%にキープ出来ていればぐっすり眠れるんです。なので、夜中に起きる時点で、頭にとってはあんまりよくないんです。寝たら朝まで起きないっていうのがベストなので、そういった意味では1番に湿度が安定していることが求められます。

②暗さと音(無音)
真っ暗な空間で眠らせてあげることが何より重要です。皆さんのお家もぜひ、チェックして頂きたいんですが、例えばエアコンを付けて寝るとエアコンのところに運転してますよという電気が付いてます。それが見えないところで寝ていたとしても脳はその光を見てます。光っていうのは波長なのでわずかに明かりがあるぞって感じます。これは自然にはない色だからこの色はなんなんだっていうのをずっと頭の中で検索するので眠りが浅くなってしまいます。

③温度
温度はできるだけ一定がいいです。そう考えるとこの3つの完璧な人間の成長のための眠りに必要な湿度、暗さ・音、温度これを賃貸住宅という環境の中で確保できるかっていうと、やっぱり難しいです。家を買うタイミングっていうのは極力お子さんが0歳から3歳の間に買い、脳が出来上がる15歳までの間にどれだけ良質な眠りが出来るかっていうところ。脳に直結してくる。子供さんは一生涯その脳で生きていくことになるので、眠りの環境を整えることが重要だと思います。大人もそうなんですが、認知症とかアルツハイマーなどの脳の病気や体のだるさ、不調というのはすべて脳が縮むことからスタートするんです。

ですからガッツリ寝る事って人生を幸せにするコツだったりするんです。ガッツリ寝ることによって、成績も上がっていくし、ちょっとしたことでクヨクヨしないで済みますし、ありとあらゆるプラスの効果が出てきます。

大人でも9時間は寝ておきたい。

今、睡眠負債という言葉が流行っています。例えば、本来なら大人は最低でも7時間、最高で9時間眠ることが必要なんです。これは脳科学で立証されています。理想的には9時間寝た方がいいんですが、9時間てなかなか寝られないですよね。そうすると、寝不足とわかっていても私の生活習慣では6時間しか寝られないですっていう人は、1日当たり3時間の睡眠負債が出来てます。そうすると、今日たまたま10時間寝ても1時間しか取り返せない。今までの過去の人生の負債全部を取り返していかなきゃいけない。睡眠の質・量っていうのは、ものすごく人間に影響を与えるんです。

なので私は睡眠を取る空間を確保するために、極力早く家を建てることを検討してねという話をよくします。成績を伸ばそう、大人でも営業成績を伸ばそうと思ったら、ガッツリ寝られる日を、例えば10日観くらい連続で寝ると、勝手に縮んだ脳が大きくなって、ここでこういう言葉を使えばいいとか勝手に出てくるんです。なので、苦労がなくなります。そういったところで、この3つを気を付けて下さい。

子どもは遺伝より『間取り』

間取りがどれだけ子供の脳に影響を与えるか。こういう話をしていると、よく、遺伝もありますよねとよく言われますが、遺伝て実はスイッチ入らないケースが多いんです。この旗パネル見てもうと、一番数字の小さいデータですが、遺伝・家庭環境/間取り・その他(友達や先生)のうちどれがお子さんの人生に一番影響を与えるかというと、家庭環境/間取りです。ですから、どういう親の元に生まれたかも重要だけど、一番はどんな家庭環境でそだったかなんです。ですから今日こういったことを勉強して頂いているのですごくうれしいんです。普通のお父さんお母さんここまで勉強されないので、家もせっかく建てるのに、お子さんにプラスになるような間取りってあるのになって思うんだけど、やっぱり自分達が育った環境と同じようなこと考えて勉強部屋持たせてしまったりとかするケースが多いんです。

子どものための間取りまとめ

①子ども部屋はいらない、寝室だけ。
②習い事より、10時間睡眠がいい。
③遺伝より、間取り。

これからはできるだけ勉強部屋なんかは持たせず、寝室を持たせて、遊ぶのもご飯食べるのもすべてリビングというふうに持って行ってあげて下さい。私もリビング教育ではなくて、自分の部屋で育ったタイプです。ずっと勉強しているようなガリ勉タイプだったので、今ものすごく自分で弊害を感じています。社会に出ると個室なんかないじゃないですか。会社に行くと、電話は鳴るし人の出入りはあるし、個室で勉強する事しかできないから、そんなところで集中しろと言われてもできないんです。
だから私は夜遅くまでやったりとか、朝早く行ったりして、仕事をためておいて1つずつやるんです。これじゃあ自分の時間がなくなる。だけど、小さい時からリビングで育ってるお子さんは、お母さんもいておいしいものもあって楽しいものもいっぱいあって、人の出入りもあって、そこで集中するってことを小さい時から身に付けるので、それこそ理想はマックとかスタバとかああいう所でも平気で集中して仕事が出来る人、勉強が出来る人が理想なんです。そういうお子さんに育ちます。そういう環境でも実力発揮できるお子さんに育ててあげて下さい。

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