2019.11.15

水害被害を最低限に抑える方法は?やっておくべきリフォームの対応方法。

住宅コラム


施工手順

こちらは、これからの作業になるので、工事が完了次第報告してまいります。

今後、どのような対策を取った方が良いのか

近年増加傾向にある水害に対してですが、自然災害の被害を未然に防ぐことは不可能だと思われますので、それをふまえた上でどの程度の対策ができるのか?だと思います。

①「盛土」

予め敷地の地盤面を道路より高くしてから建物を建築する方法です。そうする事によって、万が一、道路に水が上がったとしても建物と庭の両方が水害から守られます。しかし、地盤面を道路より上げるという事は周りの隣地とも高低差が生まれるので、盛土した土がこぼれないように土留めをグルッと四方廻す必要があります。また、駐車スペースから建物が建つ地盤面までのアプローチに高低差ができるので、その高低差を補う為に階段を付けたりスロープが必要で、外出する際に上がったり下がったりの動作が必要ですし、コスト面での負担が大きいです。

②「高基礎」

地盤面はそのままで、建物の基礎を高くする事で床面を高くする方法です。盛土をするよりも外構費はかかりませんが、基礎工事費が通常より基礎高を高くした分余計にかかります。また、床下を高くすることで高さによっては収納スペースとしても活用できます。しかし、盛土の時と同じように高低差を補う為に階段を付けたりスロープが必要です。

③「断熱材」

断熱材にグラスウール等の繊維系の断熱材を使用しない手もあります。繊維系の断熱材は一度水分を吸収してしまいますと本来の性能が著しく損なわれてしまいますので、万が一水害に遭われたら撤去して入れ直す必要があります。

余談ですが、今回、あいにく被害に遭われたお宅の断熱材には、硬質発砲ウレタンという発泡系の断熱材を使用していた事から、何とか断熱材の交換はま逃れる事ができました。

しかし、同じウレタンであっても現場発泡ウレタンという工法がありまして、同じウレタンでありながら、現場発泡の場合は水分を吸収してしまうという性質があります。

これらは、水槽を使った水没実験でも実証されておりますので間違いありません。

④「そもそも水害の恐れのある地域に家を建てない」

昔からその場所に住んでいるのなら別ですが、これから土地を探して家を建てようと考えている方であれば、間違いなく水害の起こる可能性が無い場所に建築する事を強くお勧め致します。いまでは、ハザードマップなどで事前に確認は可能です。

最初に行うことと必要な作業内容

最初に行うこと

まずは、状況把握のために床上の浸水がどの程度だったか水位を確認し、点検口から床下を調査して、どの程度浸水し水が残っているのか?浸水していた時間も含めて確認作業を行いました。
それに伴い壁の下地材や断熱材の状況確認を行いました。
次に外部の調査です。基礎、外壁、給湯設備やエアコンなど被害状況を確認していきます。場合によっては漏電の恐れがあるので確認が必要です。

床の水洗い

床下の水を取り除く前に床に残った泥汚れをホースで洗い流し水洗いしました。

床下の水抜き

1.どこから水抜き作業を行うのか?
まず、どこから水抜き作業を行うのか?決めるところから始まりました。点検口はありましたが作業を行うには狭いので、別な場所を選らばないといけませんが、今回は、1階に和室がありましたので、和室の荒床(畳をめくった下の床)を90cm角にカットして、そこから作業を行いました。

2.水中ポンプを用意し床下の水を取り除きます。
ただし、水中ポンプを利用するにも水位が3cm程度までひいていたので、直接吸い上げる事ができないので、一旦、水を直接吸い上げる事ができる掃除機で吸い取り、ある程度溜まった水をポンプで排出する流れで作業を行いました。

3.掃除機でも吸い取れない水分は、スポンジで地道に取り除きます。
スポンジは、カー用品店においてある吸水性が非常に高い物を使うと作業が早いです。

室内の水拭き及び、除菌

・床下の水抜きも終わり室内のかたずけが終わったら、濡れた床や家具などの水拭きを行いました。
・除菌作業は、本来なら、業者さんに依頼して行いたいところですが、取り急ぎ市販の薬剤で行う事にしました。
・アルコール性の除菌剤を使用してキレイな雑巾で拭き取り作業を行います。

床下の乾燥

床下の乾燥には、サーキュレーターを使用しました。床下空間は35cm程度と低いので、その空間にでも納まる送風機は?と考えるとこちらがベストでした。

復旧工事前、状況確認

ある程度、清掃作業が終わったところで、どこまで復旧工事を行うのか?確認作業を行います。今回は、床上浸水だったので、フローリングの貼り換えと、フローリングの下地に貼ってある合板の貼り換えまで行う計画にしております。

壁は水位が床上1~2cm程度で巾木の途中までだったので、ビニールクロスの高さまでは届いておらず傷みもないので、そのままの予定です。
肝心な壁の断熱材ですが、こちらのお宅はSW工法(スーパーウォール工法)であったため、使われていた断熱材の種類が「硬質発砲ウレタン」であったので取り替えが必要ありませんでした。設備機器は、給湯設備はかろうじて稼働しました。(一般的な繊維系の断熱材、例えばグラスウールですと、取り替えが必要になり大規模に至る可能性があります。)
空調設備(エアコンの室外機)が水没により故障してしまい交換する事になってしまいました。

まとめ

万が一床上浸水が起きてしまった場合の現場の対応についてついて紹介してきました。
今後も水害は増えていく可能性が十分あると思います。被害を受けられた方々はとても不安だと思いますが、万が一起きてしまった場合にどのように対応したらよいのか?すこしでもお役に立てれば幸いと存じます。

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