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2020.04.09

新型コロナウイルスの感染防止策として注目されている「換気」の基礎知識について

住宅コラム

日本建築学会と空気調和・衛生工学会は2020年3月30日、新型コロナウイルスの感染防止策として注目されている「換気」の基礎知識をQ&A形式で公開した。

両学会は3月23日にも緊急会長談話を発表している(3月27日に既報)。Q&Aでは、一般の人が誤解しやすい点を中心に、換気の正しい運用方法などをまとめた。日本建築学会のウェブサイトで読むことができる。

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新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者の集団)発生を防ぐため、政府は3つの「密」(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるように注意喚起している。このうち密閉空間について、両学会は詳しく解説している。Q&Aをまとめた日本建築学会環境工学委員会空気環境運営委員会の大岡龍三主査は、「設計事務所や工務店、住宅メーカーなどで参考としてもらいたい」と語る。
換気には、窓を開けて行う自然換気と、ファン(送風機)を使った機械換気の2種類がある。建築基準法では機械換気設備を設置する場合、一般的な居室では1人当たり、20m3/h以上の換気量が必要と定めている。オフィスや商業施設では、機械換気設備がきちんと動いていれば、窓を閉めていても最低限の換気量を確保できるように設計してある。
03年7月以降に建てられた住宅についても、0.5回/h以上の換気回数を確保するために機械換気設備の設置が義務付けられている。いわゆる「24時間換気」だ。当時は建築基準法の改正によりシックハウス対策が強化された時期。ホルムアルデヒド除去のために基本的な換気回数を定めた。1時間当たり0.5回の換気回数は、1時間で部屋の体積の半分の空気を入れ換えることを意味する。
ただし、最低限の換気量を確保できていても、室内に設計時の想定以上の人がいれば換気は悪くなる。「オフィスでは10m2に1人程度が適切な密度。室内に間仕切りを追加するなど、設計時と異なる使い方をしていれば換気の悪い空間になる恐れがある」と、大岡主査は指摘する。設計時の想定は、空気環境などの専門家が室内の換気システムを見れば分かる。

この件に関しては、SW工法では、独自の換気システムによって、しっかり対応しております。その姿勢は、発売当初から変わっておりません。

「SW工法の換気システム」をみる→

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