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2019.09.04

スーパーウォールのデメリットとは?坪単価や種類などについてインタビューしました

家づくり ,


 
高気密・高断熱・高耐震構造のスーパーウォール。
メリットばかりのように思えますが、スーパーウォールにはデメリットがあるのでしょうか?また、良い材料であるスーパーウォールだからこそ、坪単価も気になるところですよね。
このページでは、福島スーパーウォールスター会 会長、有限会社 ワタショウ 代表取締役 渡邉 誠さんに話を聞き、LIXIL『SUPER WALL CONCEPT&TECHNICAL BOOK』を参考にしながら、デメリットや欠点の他にスーパーウォールの種類や坪単価などについても考えていきたいと思います。
 
スーパーウォールのメリットや特徴についてはこちらの記事をご覧ください。
>>スーパーウォールとは?知っておくべきスーパーウォール工法のメリット
 

 

知っておくべきSWの欠点やデメリット


 

Q 逆にスーパーウォールのデメリットは何ですか?

A 値段がそこそこする。高性能な分、企画製品化されているいい材料だけど、それなりに材料費はかかる。ただ、材料費はかかるけれど、施工の方で手間が省けるからプラマイで考えれば他の工法と比べてそれほど差は開かないと思います
なんせ製品化されているので、職人さんの施工レベルによって性能が変わるということを防止することができるんですよ。製品化されていないと、施工レベルによって性能が変わっちゃうんだよね。
 

Q 後からの配線はやりづらい?

A 後からの配線はやりづらいですね。
 

Q エアコンの取り付けは最初にするしかないですか?

A 家を作るにあたって大切なことで、エアコン取り付けする際に穴を開けるんですけれども。それも予め外壁と内壁を貼る前に穴あけして先行配管しておかないと。家が出来てから穴を開けたんでは、そこから雨漏りになる危険性があるから、ちゃんとやっておいた方がいいですね。追加でエアコン付けたいということは、極力そういうのは避けたいですね。最初から部屋にはスリーブを入れるようにした方がいい。
 

Q スーパーウォールは、劣化することはあるんですか?

A 紫外線には弱いかな、ウレタンって。色も変わっていくし。でも、断熱材自体が、紫外線に当たることってないですよね。外壁で囲われて、屋根で覆われているから。
 

Q スーパーウォールの寿命ってあるんですか?

A 腐る材料ではないですからね。家が存在している間は同じように存在してるんじゃないのかな。東京のある工務店で25年の家が道路拡張かなんかで移転しなくちゃならないって言って解体した家があるんですけれど、中の造作材を剥がしてみたら断熱材も綺麗に残っていたという実績があります。
 

スーパーウォールの種類


 

Q スーパーウォールっていくつか種類があるんですか?

A 断熱材の厚みによって種類が変わりますね。うちで普段使っているのはT100と言って、100ミリ、10センチの断熱材。柱が10.5ミリだから柱の中に綺麗に収まる。あとはT65って言う、65ミリなんで薄い。これはどちらかというと店舗とは集合住宅向け。一般住宅はT100を使ってます。他には種類は、壁はその2種類ですね。あとは天井と小屋断熱。それも100ミリと60ミリ。
 
Q 集合住宅でも使われているところがあるんですか?スーパーウォールって。
A うん。使っているとこもあります。
 

Q 例えば、スーパーウォールで電気代とか変わりますか?

A スーパーウォールにかかわらず家の性能によって電気代は変わってくるから。安くすむようにも性能を高めれば出来ます。
 

Q スーパーウォールの中でも性能を高める、高めないってのはあるんですか?

A あります。さっき言ったT100を使うかT65を使うか。実はT100の上に外張り断熱仕様というのがあるんですけれど、スーパーウォールデュアルっていう。そっちにすればもっと高性能な住宅に仕上がるし。予算に合えばデュアルを使った方がいいです。1.5倍違います。
 

スーパーウォールビルダーズファミリーとは?


 

Q スーパーウォールができる工務店というのは決まっているんですか?

A 認定登録をしないと商材を扱うことが出来ないです。最初に研修を受けて知識を学んだ上で取り組んでいく感じです。
 

Q. そもそも、冬暖かくて夏は涼しい家ってあるじゃないですか、涼しくない家ってあるんですか?

A その話をすると気密断熱だけじゃなくて、実は、日射遮蔽の話になってくるので。
 

Q スーパーウォールはそれには関係ない?

A 関係ありますね。当たり前だと思っているんだけど、冬暖かければ夏涼しくなるという考え方は、逆効果になる可能性もあります。冬は中の暖房エネルギーを外に逃がさないように断熱していればなるんだけれど、夏は日中暑い空気が家の中に入ってしまうと、外に出さないように断熱してしまうじゃないですか。夜になると外の方が涼しくなったりして、逆に家の中の方が暑いという話になりかねない。
 

Q スーパーウォールはならないんですか?

A スーパーウォールだとならないってわけではないです。それは家の建て方。ひさしを出して夏場の日射を遮るとか、そういう工夫をちゃんとしないと。いくら断熱性がいいからって夏は涼しいかというとそうでもない。
 

Q スーパーウォールの家でもそういうことしていない家ってあるんですか?

A ありますね。考えていないような家が。いいとか悪いとかじゃなくて、知っているか知らないかの違いだろうから。デザインだけに拘りすぎちゃうと夏場の日射遮蔽大丈夫かなってのは結構あります。日射遮蔽をしていないと暑くなっちゃう。だから、スーパーウォールビルダーズファミリーを選んでもらった方がいいですね。
 

やっぱり高い?SWの坪単価

現在執筆中です。
 

最後にまとめると

スーパーウォールは高性能な分、やはり多少金額がかかります。しかし企画製品化されている分、職人の質に左右されないので質の高い仕上がりが約束されていると言っても過言では無いでしょう。また、配線やエアコンの設置部分など、プラン時からどうするかをしっかり想定して、後から手間がかからないように、スーパーウォールの特性を最大限に引き出すためにも配慮したいところです。
 
スーパーウォール工法は自由設計で、お客さまのご要望に応える高性能住宅です。自由設計でこだわりのスタイリッシュな外観、ご家族のライフスタイルにあった間取りプランを実現できます。もっとくわしくスーパーウォール工法について知りたい場合はワタショウまでご相談ください。

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